公共工事の入札を意識すると「経審を取ったほうがよい」と聞きます。
通知書に出てくるZ評点(技術力)は、技術者の体制と元請としての実績を、業種ごとに点数化したものだと押さえると理解が進みます。「Zが何を見ているか」が分かると、準備する書類の優先順位も決めやすくなります。
Z評点が「何を評価する」指標か
経審は、会社の規模・財務・社会性などを点数にして、発注者が参考にできる形に整える制度です。
Z評点はそのうち「技術力」の項目で、申請する業種(建設業許可の業種区分)ごとに、
①技術職員数(技術者の資格や区分)
②元請完成工事高(元請として完成させた工事の金額)
で評価します。
Zの狙いは「現場を任せられる人がいるか」と「元請として工事をまとめた実績があるか」を同時に見える化することです。
Z評点算出方法と準備物
Z評点は、技術者の点(Z1)と元請実績の点(Z2)を合算して算出します。
一般的にはZ1の比重が高く、
Z=(Z1×4+Z2)÷5(小数点以下は切り捨て)
という形で整理されます。
実務の流れは、
①どの業種で経審を受けるか決める
②技術職員名簿を整える
③工事種類別の元請完成工事高を整理する
④申請書類を提出
の順番です。
静岡市・藤枝市・焼津市で進める場合も、提出方法や補正の扱いは所管窓口の案内に従ってください。
準備する書類は会社で増減しますが、最初は次の3点から集めると作業が進みます。
- 技術職員名簿(申請業種と技術者の対応づけ)
- 資格者証・講習修了などの確認資料(提出要否は要領で確認)
- 工事種類別の元請完成工事高が分かる資料(工事経歴書等)
Z評点に関するよくある誤解
ありがちな誤解は「売上(完成工事高)が大きければZは上がる」という考え方です。
Zは元請実績も見ますが、技術者側(Z1)の比重が高い設計です。
資格や区分の整理ができている会社のほうがZが高く出る場面があります。
反対に、資格者がいても申請業種との対応づけが曖昧だと評価に結びつきにくくなります。
まとめと次の一歩
Z評点は、技術者の体制と元請実績を、業種別に見える化する点数です。
今日できる一歩は、「経審を取りたい業種を決める」「技術職員名簿の情報(資格・講習・担当業種)を最新化する」の2つです。静岡市・藤枝市・焼津市で申請する場合も、要領や運用は更新されるため、提出前に最新の公開資料と所管窓口で最終確認してください。
個別事情で結論が変わるため、必要に応じて専門家への相談も有効です。


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